重賞レース直前情報
■2024年05月08日
第70回エンプレス杯 JpnII(川崎)

5月8日(水)に川崎競馬場で、第70回エンプレス杯JpnII(4歳以上・2100メートル・20時10分発走予定)が行われます。JRAからはグランブリッジ、ライオットガール、アイコンテーラー、オーサムリザルト、アーテルアストレアが出走。地方他地区からはアンティキティラ(高知)ら2頭が遠征。地元南関東勢はキャリックアリード(大井)ら5頭が迎え撃ちます。牝馬12頭の熱き戦いにご期待ください。

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過去の傾向
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ダート競走の体系整備により、24年から施行時期が3月上旬から5月上旬となった。前哨戦である兵庫女王盃JpnIII組が中心となることが予想される。ダート中距離の実力・実績が問われることは間違いなく、中でも2100メートルの距離に対応できるスタミナが問われることになりそうだ。

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JRA所属馬短評
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グランブリッジは昨年、3月に行われたエンプレス杯JpnIIを勝利。その後は勝ち星がないが、比較的安定した走りを見せている。前走川崎記念JpnIはライトウォーリアに逃げ切りを許して2着だが、JRA勢の中では最先着を果たした。コース実績は大きな強みだ。

ライオットガールは23年レパードステークスGIII、23年クイーン賞JpnIII、24年兵庫女王盃JpnIIIと重賞を3勝。なかなか続けて好走できていない点は気になるが、嵌まった時のパンチ力は相当ある。初の川崎2100メートルでどんな競馬を見せてくれるか。

アイコンテーラーは昨年のJBCレディスクラシックJpnIを4馬身差で快勝。その後はチャンピオンズカップGI・14着、仁川ステークス3着、川崎記念JpnI・3着という成績だが、調子を落としているような雰囲気はない。今回は牝馬同士の一戦。勝ち負けの期待がかかる。

オーサムリザルトは注目の上がり馬。Justify産駒の外国馬でデビューから5戦全勝。前走アルデバランステークスではハピやゼットリアン、サクラアリュールらを下してあっさりと勝利。牝馬路線ではトップクラスの地力があることがわかる。レースの流れに戸惑うようなことはないはずだが、地方の馬場(川崎2100メートル)が合うかどうかは鍵になるだろう。

アーテルアストレアは23年レディスプレリュードJpnII、24年クイーン賞JpnIIIとダートグレード2勝をマーク。グランブリッジやライオットガールとは力の差がなく、展開や馬場次第で着順が決まるという印象。23年のエンプレス杯JpnIIは4着に終わったが、左回りは歓迎。一発があっても不思議はない。

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地方所属馬短評
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キャリックアリード(大井)は2走前のクイーン賞JpnIIIが3着で、前走兵庫女王盃JpnIIIが4着。今回は南関東のレースなのでプラス材料はあるものの、JRA勢は強力。食い込むのは容易ではないだろう。

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予想のポイント
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古馬牝馬のトップクラスが揃い、非常に楽しみな一戦となった。JRA勢はすべての馬にチャンスがありそうだが、中心はグランブリッジ。23年エンプレス杯JpnII、24年川崎記念JpnIはともに中団で脚を溜めて、直線でしっかりと脚を伸ばすというレースができている。前走の最後の脚色はグランブリッジが一番良く、差し切ってもおかしくはなかった。おそらく今回も川田将雅騎手は自信を持って臨んでくるはずなので、その点も信頼したい。


エンプレス杯(Jpn2)(キヨフジ記念)4上牝馬オープン の出走表はこちら
 

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